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2013年4月25日 木曜日

地震で起きる被害*工場編*

こんにちは。テラプロテクト増田です。

このところまた震度4以上の地震が頻発しています。
「次は石川」、「富士山が・・・」などうわさが飛び交っていますが、結論としては

「日本にいたらどこでも危険」

です。地球が誕生して46億年。地球にとって、100年、もはや1000年ですら、「誤差」の範囲です。「30年以内に~」というのも、明日地震が起きてもまったくおかしくないということを言っているにすぎません。

さて、今回は、「工場編」です。

工場の場合、家庭やオフィスとは抱えているリスクが異なります。

もちろん、人的被害に関しては言うまでもありませんが、それ以外の部分でもご担当者様は悩まれているわけです。

1・資産(設備)の損傷での被害額がとてつもない。
2・生産ができなくなると流通がストップ、シェアが流出。
3・設備が動いてしまうと損傷以外に再設置の時間とお金がかかる。
4・対策をしていないと顧客からの信用が得られない。
5・敷地が広いので避難場所として利用される可能性が高いが、備蓄しておくべき物品、量がわからない。

etc・・・・

上記以外にもたくさんのリスクがあります。P(PLAN)→D(DO)→C(CHECK)→A(ACTION)サイクルを繰り返すことでまた新たな問題が出てくるわけです。

まずはじめに、ご担当者様は2点でお悩みになります。

「使えるお金がない」ことと「どこから地震対策を始めたらいいのかわからない」

対策する側からみていると、ここで止まってしまった企業様が非常に多いです。

工場の場合、設備も大きく数も多いので、対策にはオフィス以上にお金がかかります。しかし、対策をしていないことでその数100倍の被害額がでてしまうのです。

被災地のお客様に教えていただきました。

弊社の対策に投資した額は約400万円。地震が起きて対策によって被害がなかった設備の金額が約5億円。

0.8%の投資額で装置の被災をまぬかれたのです。

残念ながら対策していなかった設備はかなりのダメージを受けました。しかし、かけるべきところにお金をかけておくことの重要性が御理解いただけたとのこと。

逆に、かなりの対策が必要だったのですが予算の関係で対策できなかったお客様。「増田さんのいう通りやっていればよかった」とおっしゃいました。
弊社の企業努力が足りなかった部分もあります。非常に悔しい思いでした。

地震対策というのは、行うことで利益があがるものではありません。

しかし、莫大なリスクを回避することができます。お金を使わないことが、お金をより多く使う。という結果を生むのです。

いつかやらなければいけないことです。それならば今すぐにでもやったほうが良いに決まっています。

優先順位がわからないのであれば、一緒に優先順位を決めましょう。

お金がないのであれば、ご予算の範囲でできる対策を考えましょう。

弊社はそれができる会社です。

弊社の対策は装置のレベルを崩しません、繰り返し使用できますのでイニシャル以降の投資が抑えられます。地震が起きるたびに昼夜問わず工場にチェックしに行く必要もなくなります。地震後、ラインの再調整の時間、手間、費用が必要なくなります。アンカーボルトやLアングルのようにどこかに穴をあけることもありません。

是非一度、このHPにあります「お客様の声」をご覧になってみてください。工場に関してはあまりこういったところで詳しく書くわけにはまいりません。

お客様が何にお困りで、どこまでの地震対策がしたいのか、お役に立てると思いますので、増田までお電話かメールをください。
もともと日本全国飛び回っております。お気軽にいつでもご相談ください。

投稿者 株式会社テラプロテクト | 記事URL

2013年4月4日 木曜日

地震で起きる被害*オフィス編*

こんにちは。テラプロテクトの増田です。

時間が空いてしまいましたが、今回は前回の家庭編からの続きで「オフィス編」です。

この仕事をしておりますと、総務、人事、経理、安全管理など、さまざまな部署の方とお会いします。

2011年3月11日、震度5以上の地域では、オフィスにいたどの部署の方でも共通した感想があります。(工場編ではまた違った感想になっています)


そのままの言葉で書きます。

「ここで死ぬのかと思った」

単純な言葉に聞こえますが、どのようなものが見えてくるでしょうか。

ただその場が揺れるだけであれば、命を落とすことはありません。座り込んで、地震がおさまるのを待てばよいのです。

怖いのは揺れそのものではなく、倒れる棚、パーテーション、落ちてくる資料、TV、モニタ、動くプリンターや机。

こういったものに運悪く激突してしまうことが恐ろしいのです。

震度6が起きた時、人は動けません。上に書いたものたちが突然凶器となって襲ってくるのです。

オフィスは家庭と違い、狭いスペースに人が集まり、書庫、ロッカーなど、背が高く、重いものがたくさん並んでいます。

そしてほとんどの場合、壁際に据え付けられています。

揺れが起こり壁に背中を当てた瞬間、反動で棚には大きな力が加わり倒れてきます。打ち込んだビスなどはそのままえぐれ、抜けてしまうこともあります。L金具でどれだけ長いビスを打ち込んでいても、壁側に強度がなければ意味がないのです。

また、壁際の棚類が倒れることで、避難通路がふさがれてしまいます。
何かにぶつかり破壊して破片を周囲にばらまきます。
突っ張り棒は天井を破壊し、ビスは壁をえぐっています。

運よくケガをせずに地震を乗り切った後、オフィスには惨状が広がっています。

PC,電話、小物入れは落ち、棚は倒れ、書類はばらまかれた状態です。

このあと何人の人手を割き、どれだけの時間をかけて元に戻すのか?

「このあと」の手間をいかに減らすことができるかを事前に決めておくこと、それが「BCP」です。

片づけるのは肉体的、精神的にもかなり疲弊します。

ライバル会社はすでにビジネスの環境を元に戻し、顧客に製品供給できる状態にあるかもしれない。

被害の把握、報告など、地震対策をしておかなかったがために想像以上の時間と手間がかかります。

「死ぬかと思った」あとにもご担当者様には膨大な仕事が発生するのです。


その膨大な仕事の後にご相談いただく機会が多く、「やっておけばよかった」という御声を耳にするのです。

地震対策の担当になってまず困ること、一番多く耳にするのが

「何から始めていいかわからない」

「使えるお金がない」

これはご担当者様は誰でもあたる問題です。

弊社に一度お電話いただければ、何をどのように進めていけばよいのか、実例を交えてお話させていただきます。

私は全国に出張しておりますので、お時間合えばお伺いもします。

お客様の現状から、ガイドライン策定のお手伝い、具体的な地震対策、BCPとは何か、など、ご相談ください。

地震対策はお金がかかります。

しかし

対策しないともっとお金がかかります。

一緒にできることから始めましょう。

投稿者 株式会社テラプロテクト | 記事URL