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2013年2月1日 金曜日
地震で起きる被害*ご家庭編*
こんにちは。テラプロテクトの増田です。
今回は「大地震で受ける家庭の被害と対策」について簡単にご紹介をします。
日本は、古くは貞観地震(869年)など、1000年以上前から大地震を何度も経験している地震国です。
毎日のようにどこかが揺れ、今では震度5弱程度ではTVでもテロップで済まされている時すらあります。
この「慣れ」は非常に危険です。
先日、中国に出張に行ってきました。様々な建物を見ていると、日本の建築技術がいかに優れているかがわかります。
しかし、大地震で被害に遭う方は確実にいます。
震度とマグニチュードはイコールではないのですが、一つ参考になる話を。
マグニチュード6とマグニチュード8(東日本大震災でマグニチュード9)では
放出されているエネルギーが1000倍違います。
これと同様に、震度5・6・7では、揺れが全く別次元になります。
震度5弱がセスナ飛行機ならば、5強で小型旅客機、6弱でジャンボジェット、6強でスペースシャトル
大げさでなくこのくらい差があります。
そして、特に首都圏では「震度6以上がたまたま起こっていない」というだけです。
大地震が起きたとき、ご家庭でどのような被害があるでしょうか?
①棚・TVなどが倒れ、直接的に肉体的ダメージを受ける
②割れた食器、棚のガラス、何かの部品などを踏みつけ大きなケガをする
③倒れたものが出口までの道を塞ぎ、最悪の場合火災が起きても逃げられない
④壊れてしまったものが高額で、金銭的なダメージを受ける
⑤二度と手に入らないものが壊れてしまい、心理的なダメージを受ける
阪神大震災は、早朝5時すぎに発生しました。大きな地震が寝ている時に起きたら、即座に対処できるでしょうか。
断言できます。100%対処できません。
もっと言えば、震度7クラスの地震は、起きていても対処できません。
「倒れてくる棚を抑えるのが手一杯で、崩れていく部屋を眺めているしかできなかった。でもケガをしなくてよかった」
こういう声を何人もの大地震を経験されたお客様から聞きました。
私の手元にもたくさんの被害写真がありますが、あえて載せません。
特に小さなお子様のいるご家庭は、地震対策が必要不可欠です。
日本には、簡易なものから強固で複雑なものまで様々な地震対策グッズがあります。
頭に浮かぶのは、突っ張り棒やビスを打ち込む固定だと思います。
突き上げる揺れが来たとき、天井を突き破る心配が全くないのであれば、突っ張り棒での固定でもいいと思います。
壁や天井にどれだけ穴を開けても良いのであれば、ビスとワイヤーで固定してもいいと思います。
多少危険でも安いほうがいいとおっしゃるなら、安い耐震ゲルでも、ないよりはマシかもしれません。
弊社の耐震シート「Alivia」をその検討材料の一つに加えて頂ければ幸いです。
耐震シートアリビアは、貼るだけの簡単設置で、東日本大震災でも多くのお客様のお役にたてました。バナーにある「お客様の声」もその一例です。法人様のお声ではありますが、ぜひ一度お読みになってみてください。
お客様に勇気づけられた会話があります。
「地震のときは、TVが落ちてきて凶器になるんだよ、普通はね。でも、今回はこれをつけていたおかげで助かった。だから家族には、地震が起きたらTVの下に行け。TVが味方だ。って言っているよ」
このお客様は、TVの他にも、コンポ、スピーカー、電話機、携帯の充電器などもAliviaで固定していただいており、地震のあと帰ってきて固定したものが全く落下しておらず驚いたそうです。中には二度と手に入らないものもあったそうで、思い出が壊されなくて良かった。とも。
「やっていて良かった」
と声をかけていただくことが、「この仕事をやっていて良かった」と思える瞬間です。
皮肉なことに、アリビアの売れ行きが上がるのは地震の直後です。もっともっと、日本の地震対策が進むように精進しなくてはなりません。
「やっておけばよかった」が少しでも減るように。
さて、長々と書いてしまいましたが、私が個人のお客様とお話するとき必ず言うことがあります。このブログを読んでいただいている方にも今すぐにできる地震対策です。
大きな地震が起きたとき、大切な人とどこで落ち合うのか、どう連絡を取り合うのか決めておくこと
もし次に東日本大震災クラスの地震が起きたとき、スカイプやツイッターが通じる保証はありません。
あの時、ネットを途切れさせないために、必死で回線の保守をしてくれた方々がいます。
今すぐにでもできる地震対策です。久しぶりに大切な人と話すチャンスかもしれません。
ぜひ一度、ご家族と話し合ってみてください。
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